MBOXビューア

数GBあるGmailのエクスポートでも、.mbox ファイルをここにドロップするだけ。Thunderbirdを入れなくても昔のメールが読めます。ファイルはこのタブの中で少しずつ読み込まれ、パソコンの外には出ません。

MBOXビューア

Google Takeout、Thunderbird、Apple Mail の .mbox ファイルをブラウザでそのまま開けます。全メールの検索、Gmailラベルでの絞り込み、本文の閲覧、添付ファイルの保存まで。ファイルはアップロードされません。

ファイルをここにドロップするか、クリックして参照

.mbox, .mbx または .eml

データはブラウザから外に出ることはありません。全ての処理はローカルで行われます。

mboxファイルが開きにくい理由

mbox形式に触れるのは、たいてい一度きりです。転職したとき、Google Workspaceのアカウントを解約するとき、Gmailから乗り換えるとき。Google Takeoutから届くのは All mail Including Spam and Trash.mbox という名前の、数GBもあるファイルです。ダブルクリックしてもWindowsは開くアプリを聞いてくるだけ。MacではApple Mailが今使っている受信箱にまるごと取り込もうとします。それは望んでいないはずです。

形式自体はとても古く、単純です。これまでのメールが一つのテキストファイルに延々とつながっているだけ。各メールは From で始まる行から始まり、ヘッダー、本文と続いて次のメールへ。添付ファイルも長いbase64の塊として入っています。2万通のメールに数年分のPDFや写真が加われば、5GBは軽く超えます。メモ帳では開けず、オンラインのビューアの多くはファイル全体をメモリに読み込もうとして、1GBを過ぎたあたりでタブが落ちます。

このビューアの仕組み

動画プレーヤーのように、ファイルを8MBずつ順番に読み込みます。メールボックス全体をメモリに載せることはありません。読み進めながら各メールの開始位置を記録し、差出人、宛先、件名、日時、Gmailならラベルを取り出します。読み終わると、新しい順に並んだ全メールの一覧と、検索ボックス、ラベルの絞り込みが表示されます。

一覧のメールをクリックすると、そのメールだけをファイルから読み直します。マルチパート、base64、quoted-printable、生のファイルでは意味不明に見える =?ISO-2022-JP?B?...?= のような件名、Shift_JISやISO-2022-JPといった日本語の文字コードもきちんとデコードします。添付ファイルは本来のファイル名とサイズ付きのボタンになり、クリックすると手元のファイルから直接保存されます。短いメールが約60万通入った1GBのファイルで試したところ、一般的なノートPCで約22秒で読み込みが終わりました。

Google TakeoutでGmailを書き出す方法

takeout.google.com を開き、「選択をすべて解除」を押してから「メール」にチェックを入れます。形式はzipを選び、Googleからのメールを待ちます(容量が大きいと丸一日かかることもあります)。ダウンロードして解凍すると、Takeout/Mail/ の中にmboxファイルがあります。zipのままではなく、解凍したそのファイルをドロップしてください。数GBのzipは少しずつ読むことができません。

Gmailのエクスポートには、ほとんどのビューアが無視している X-Gmail-Labels というヘッダーがあります。受信トレイ、送信済み、スター付き、自分で作ったラベルまで、そのメールのラベルがすべて書かれています。このビューアはそこからラベルの一覧を作り、件数も表示します。2019年に送ったメールだけ見たいなら、「送信済み」を選んで古い順に並べ替えるだけです。

Thunderbirdのファイルも開けます。ローカルフォルダは拡張子なしのmboxファイルとして保存されています。Apple Mailの「メールボックスを書き出す」では末尾が .mbox のフォルダができ、その中の mbox というファイルを選びます。単体の .eml ファイルも開けます。

読む、探す、保存する

検索は差出人の名前とアドレス、宛先、件名が対象で、入力に合わせて一覧が絞り込まれます。本文は検索しません。5GBのファイルをキーを押すたびに読み直すことになるからです。差出人と件名の一語があれば、まず見つかります。

HTMLメールは隔離された枠の中に表示されます。スクリプトは動かず、フォームは取り除かれ、リンクは新しいタブで開きます。外部画像は最初からブロックしています。メルマガには開封を知らせるトラッキング画像が仕込まれていて、何年も後に開いても差出人に伝わってしまうからです。画像がないと崩れて見える場合は「画像を読み込む」を押してください。「EMLで保存」はそのメールを添付ごと .eml として保存し、OutlookやThunderbirdで開けます。「印刷・PDF」は差出人、宛先、日時の入った見やすいコピーで印刷画面を開きます。

プライバシーとできないこと

メールのアーカイブは、銀行の明細や病院からの連絡、パスワード再設定のリンクなど、手元で一番プライベートなファイルと言っていいでしょう。処理はすべてタブ内のJavaScriptで行われ、このサイトにもどこにも送信されません。確かめたいなら、ページを開いてからWi-Fiを切り、メールボックスを開いてみてください。そのまま動きます。

あくまでビューアなので、返信やフォルダの移動はできず、元のファイルも変更されません。OutlookのPSTファイルは別の形式なので開けません。昔の領収書を一通探すときや、アカウントを消す前に10年分のメールを見直すときには、半日分の手間が省けるはずです。

MBOXビューアのよくある質問